1991年の夏にツェルマットからシャモニへの道中で日本登攀界の巨人「近藤邦彦」さんとご一緒したことがあります
数時間の道中では話が弾みました
奥鐘山西壁や今野和義さんのことも含めて様々な話をしたのですが、その中に懸垂下降失敗の話題がありました
近藤さんにして懸垂下降失敗の話は衝撃的な内容でした
もちろん、懸垂下降の失敗は死を意味するということはそれまでも十分に承知していましたが、「十分に注意する」とか「末端を結ぶ」程度の認識しかありませんでした
では、それを回避するための具体的な方法はどうするのか?
近藤さんにお話を伺ってから30年が経過し、その間に様々な試行錯誤を行いました
その集大成をドキュメントにまとめ「懸垂下降に特化した講習会」を本日、印西クラックで実施しました
今日は一日の講習でしたが懸垂下降のノウハウは支点構築なども含めると広範囲に渡りますので、少なくとも三日から五日を必要とする内容だと思いました
なお、Rock&Snow91号に「懸垂下降大全」という7ページ記事がありますが、用語の間違いなどがあって少し洞察が浅いと感じました
印西クラックでは有料の講習会を実施しています
ビレイ
懸垂下降
レスキュー
各回10,000円+施設利用料2,000円です
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